組織人事戦略研究会
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特別研究会「第3回戦略人事大学校 論文発表会」(2008/11/8) ご報告
 
経営を支える戦略部門として人事が機能する事を目的に開校された「戦略人事大学校」は、今年で第3期を迎えました。
計6回のセッションで講義とケースのディスカッションを行いました。その学びの中で、「戦略的人事」について持論を論文にまとめてもらい、今回、参加者を代表して3名に発表してもらいました。

報告のテーマは以下の通りです。


◆ 『創造できる組織』への転換を目指して
キヤノンアネルバテクニクス株式会社 取締役 経営センター長 小泉 達則様


小泉様は、組織における部門や社員間の壁をどう取り払うか?そして市場環境の変化、競争の激化の中で、短期的結果と共にいかに中長期の課題を設定し、取り組むか?といった課題に対して、自社の状況を中心にご報告頂きました。
報告の内容としては、人材の多様性を担保しながら、本音の議論が出来るようなコミュニケーションの革新を行うこと。またそのための共創の場を設定・運営していく進め方について語って頂きました。

発表を踏まえた質疑や討議においては、共創のマネジメントやコミュニケーションの変革においては、日本の教育や慣習にはないような要素を盛り込んでおり、どのように実現していくのか?という話題になりました。その中で、“顧客”というものを徹底的に意識することにより、部門の壁や本音の議論を巻き起こすことができるのではという意見が出ておりました。


◆理想の組織を作るために必要なもの
株式会社ファーストグローバルコンサルティング 代表取締役 品川 典久様


品川様はご自身の業務における問題意識から、戦略的人事という体系の中に従業員のストレスマネジメントにいかに取り組んでいくかといった課題についてご報告いただきました。
報告の内容としては、組織の生産性を高めていく上でストレスマネジメントを効果的に行うことが重要であり、対処療法ではなく、積極的にストレスをコントロールしていくことの重要性について語っていただきました。

報告を踏まえた質疑や討議においては、ストレスマネジメントを個人だけでなく、組織としても捉えていく、中長期だけでなく短期として捉えていく可能性について話し合いがされました。
特にストレスを刺激と捉え、個性にあわせたコミュニケーションをしていくという可能性について意見が出ておりました。


◆戦略的人事行政の実践に向けて
千葉 英世様


千葉様は行政組織の生産性をいかに高めていくか?を中心にご報告頂きました。
業務プロセスを最適にし、公務員のモチベーションを高めていくと、生産性を2倍にできるのではないかということを、現状の行政組織の課題の抽出から、解決策までを語っていただきました。

報告を踏まえた討議では、生産性を上げる上で、量と共に質を考えることが話題になりました。
また新しい発想の改革がなかなか導入しにくいと思われる行政組織において、いかに突破口を見つけ、それを広げていくかという話題にもなりました。その中でまずは仕組みをいれ、成果を創出していきながら、個人へ落とし込んでいくという大まかな流れが行政においては重要なのではという意見が出ておりました。



最後に、大学校監修の小林博士から講評がありました。報告会を振り返ってみると、組織の視点、個人の視点、社会の視点でそれぞれ発表されており、最終的に社会という大きな括りも辿っていくと個人、つまり一人ひとりの人間が集まって成り立っているものである限り、一人ひとりの強みを活かす重要性があるということ。
そして、生産性を高めていく上では質と量の両方を見て検討していくこと。そしてそれを小さなことからでも積上げて成功体験にし、最終的には文化として昇華することが重要であるという講評になりました。

当日発表をお聞き頂いた方からは、現場の声が聞けて良かった。戦略的人事の考え方が学べたとのお声を頂戴いたしました。


第4期は2009年春よりスタートする予定です。
詳細は、こちらのURLをご覧ください。







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