組織人事戦略研究会
戦略人事について キャリア開発について 組織を強くする為に 組織人事戦略研究会について コラムコーナー データダウンロード 問い合わせ
過去の記事
 
第4回特別研究会
「戦略人事マスターコース 修了論文発表会」ご報告
 
2012年3月は特別研究会として「戦略人事マスターコース 修了論文発表会」を開催致しました。
報告のテーマは以下の通りです。

◆「成長戦略と組織文化・組織構造の再構築」
オーウイル株式会社(食を中心とした複合機能商社 JASDAQ)
 経営企画室 取締役常務執行役員
 伊達 一紀 様


同社は商社として食品原料等の輸出入及び国内販売をしている会社です。創業から25年。典型的なオーナー企業が、経営の透明性を担保するという狙いで、2008年に上場しています。採用においても、中途採用、新卒、公開前後に専門性の高い人材の採用、さらに新卒採用と成長戦略と共に、企業文化、組織構造、求める人材像が変化しています。そんな変化に対応できる人事戦略を語っていただきました。

社長の「カリスマ経営」状態から上場の為に形作られた制度。しかしうまくいったわけではありません。管理するために制度を作ったことで、「共通目的」、「貢献意識」、「コミュニケーション」といった本質的に大切なものが崩れかけてきた、と話されていました。

それを解決しながら成長していく為には、制度をより精緻化するよりも「一体感を醸成することが重要」と、組織作りのサイクルを参考にしながら、「社内連携」に取り組んでいかれたそうです。
今後の成長戦略として情報のワンストップ化を推進していく為に、営業マンが取ってきた情報を即座に全社員に共有できるような状態を作っていきたいと伊達様は語っていました。
そのための取り組みとして、グループウェアを新しく導入するだけではなく、直接会って会話することを推奨しているそうです。

特に、「組織は戦略に従う」と同じく「戦略は組織文化に従う」ということで、社員の不満を解消していくことで、文化作りをしていくと語っていました。


◆「戦略人事の理論と実践 〜GEでの取り組み〜」
GE Healthcare Japan株式会社
ライフサイエンス事業部門 人事マネジャー
 岡田 美紀子 様


GEが取り組む戦略人事は、多くの企業において、一つのモデルと言えます。特に、ウルリッチが提唱している戦略人事の中で、「戦略のパートナー」を意識しています。
今回、現場のマネジャーとして日々、実践されている岡田様から、リアルな取り組みをお聞きしました。

GEにおいては「セッション・システム」と呼ばれているものがあり、それは「誰がトップに来てもきっちりと回るオペレーティング・システム」のことです。各事業は「セッション」に沿って事業を展開し、GEの本社は各事業を「セッション」を通じてチェックしています。
今回はつい最近取り組んでいた「セッションC」“戦略にあった人と組織になっているかを議論する場”の概要と取組みの一例を語っていただきました。
人事はビジネスリーダーと膝を突き合わせながら、議論し、正しい方向に向いているのか、短期的な視点になっていないか、伴走しつつ作成していくとのことです。そのために人事は現場に出向き、その人の上司や同僚といった関係者からヒアリングを行い、実際の会議に参加したりして、徹底的に人材の棚卸をするそうです。
岡田様も「自分が作成したレポートが今の事業部の戦略に結びつくので、忙しくても日々走って情報を収集しています」と語っていました。
GEでは戦略人事の理念が浸透しており、人事が現場に入って情報収集していることが当たり前であり、「戦略のパートナー」として機能するために期待されているそうです。




お二人は、取締役で経営企画室、事業部人事のマネジャーと立場は違いますが、それぞれの立場での取り組みとして「戦略人事のあり方」を語っていただき、聴衆と熱い議論になっていました。


※「戦略人事マスターコース」とは
経営を支える戦略部門として人事が機能する事を目的に開校されたコースです。
今年で第4期を迎えました。





■ 戦略人事マスターコース2011年度受講生のコメント(一部抜粋)

・組織・人事フレームワークの再認識が有意義でありました。
 参加メンバーを通じた他社事例共有による知見の深耕が行えました。
 (食品商社 経営企画室 30代男性)

・ディスカッションやざっくばらんに話せる時間が多く、
 みなさんからよい刺激を受けることができました。
 また、ケーススタディを用いての講義であったため、
 学んだことを実践につなげやすい点も良かったです。
(金融サービス業 人事部 20代男性)

・組織人事戦略の最先端の内容を学ぶことができました。
 また、他社の実情を知り、自社の課題に対する気づきを深めて
 解決策まで導くことができ、実際に解決へ向けて動き出すきっかけになりました。
 日本の人事向けセミナーでは学ぶことのできない、本質的な内容ばかりで毎回刺激的で、
 海外に留学して学びたいと思っていた内容の一部が、学べたと思いました。
(アミューズメント企業 人事部 30代女性)


第5期は2012年春より応募受付を開始する予定です。
詳細は、こちらのURLをご覧ください。







メルマガ登録お問い合わせサイトマップ著作権について